東京のスピードは、本当に早く書こう書こうと思っていた旅のまとめがなかなか叶っておりませぬ。
今回の旅の最大の目的は、ヘルシンキで開催されるブックフェアに通う・・・というものであり、なんとなくそのあたりのことをつらつらとご報告しようかなと思います。
入場券です。
今まで、比較的絵本の新刊本にばかり目がいっていたのだけれど、今回は、意識的に小説を探すようにしました。お気に入りで、特にこの人の作品は欠かさず読むというような作家さんはまだいなくて、まだまだぼんやりと気になる作家さんがいる程度。今回は、気になる作家さんの多くが新作を発表されていたので、得した気分でした。
MANGA熱は相変わらずで、コスプレで会場内を闊歩している人たちもみかけました。なんだかちょっと気恥ずかしい感じもします。日本ではマンガは、こんな風に読まれているんだ、日本のマンガとは、こういうものなのだ・・・というような話が、真剣に展開されているわけですよ。ちょっと焦点ずれているんじゃないかなと思わなくもないものの、私自身がそれほど多くのマンガを読んでいるわけでもなく、しっかりとした意見を持っているわけでもないので、なんだかモヤモヤした気分のままでした。
ヘルシンキのブックフェアの楽しいところは、作家さんのインタビューがとても多いこと。そして、出版社のブースでサイン会が開催されること。ブックフェア開催会場で新人作家賞の発表もあり、処女作品を発表した作家たちが、作家になった経緯や作品に対する思いを語る時間も毎日のように設けられており、そういうイベントに多くの人が足を運んでいるのも素敵なことだなと思いながらお話を聞いていました。
聞くところによると、フィンランドの作家協会には、三冊以上の本が上梓されてからでないと登録の申請ができないそう。職業・作家と言えるようになるには、それなりの年月と努力が必要ということですね。もちろん、日本だって作家デビューするのは、そうとうたいへんなことですが、作家として認知される過程のフィン・日の違いを今回はっきりと意識しました。
会場をふらふら動き回って、あら、はて、この顔どこかで見たことあるような?と思った場所は、こんな感じでした・・・
外国作品を扱う「ブランド」のコーナーでのこと。
「海辺のカフカ」と「スプートニクの恋人」は既に訳されていて、今年「羊をめぐる冒険」のフィンランド語版が出版されたのです。う〜ん。どうして「風の歌を聴け」より先に「羊・・・」が翻訳されたのでしょう。
今回、気になった作品として購入してきたものについての報告はまた次回。

