2015年06月03日

ヘレン・シャルフベック ―フィンランドのモダン・アーティスト 講演会

昨日、6月2日から始まった「シャルフベック展」の講演会にお邪魔した。時間の関係で、まだ展覧会会場には足を踏み入れていないのだけれど・・・
上野の公園口側に降り立つのは久方ぶり。上野文化会館も西洋美術館も以前はもっと大きく見えたものだけれど、周辺の樹木が成長したのか、それとも駅に降り立った時間が既に夕暮れ時だったからか、落ち着いたいい雰囲気に感じられた。芸大の方まで歩くのは初めてのこと。下校中の芸高生や芸大生たちとは逆流するように歩いて芸大美術館奥にある講演会場へ。
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講演時間は質疑応答時間も含め90分。導入部分のお話のときは、長いと感じる講演になりそうと思ったものの主題に入ってからは時間の経過が早かったこと。専門家や研究者のお話は、往々にしてその分野に詳しい人でないと意味不明だったりするのだが、今日の講演会は、おそらく専門家はその目線で話を聞くと納得でき、芸術は心の栄養、疑似体験などと位置付けているような素人な私でも、なるほど、と思えるポイントがいくつもあるわかりやすい講演で、無理やり時間をやりくりしてでも出向いてよかったと思った、というのが素直な感想。
シャルフベックの作品を見るにあたって、研究者としての注目点を要点をしぼって紹介してくださったので、絵を鑑賞する際の観方の幅を広げ、今までとは違った楽しみ方を教えてもらえたと思ったのだ。今日伺ったお話は、一人の画家の作品をまとめて観ることができる機会に恵まれた今だからこそ、堪能できる方法だとも思う。そして、シャルフベックの描き方の変遷、描く対象物の変化について、シャルフベック自身が触れた先人たちの作品から受けた影響について、もちろん、影響や刺激を受けるのは当たり前のことなのだと思うのだが、やはり、そうなのか…と再認識。色彩への挑戦、削ぎ落として描くという手法の探求。回顧展の副題ー魂のまなざしー 納得。

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帰り道〜。



posted by みほこ at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろフィンランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする