2006年03月29日

「かもめ食堂」で美味しいおむすびをいただきました!!

やっと・・・映画「かもめ食堂」を観てきました。
何を書こう、どういう風に書こう・・・、あれも書きたい、これも書きたい・・・と思うとなかなかここにアップできません。

とりあえず、書き足し方式で、少しずつ完成させたいと思います。

今日は、まず、「かもめ食堂」関連グッズの写真をアップ。
ruokala2.jpg
2006年3月29日


今日、ようやく最後まで書き終えました。
読んでくださった方、本当にどうもありがとうございました。
なんだかんだと言いながら、フィンランドで撮影された映画ということで、私も相当、力が入ってしまったよう。
あっさりと、さっぱりと映画を楽しむということではすまなくなってしまったところがあります。これは、ちょっと反省事項。
でも、これからもよろしくお願いいたします。
2006年4月6日 みほこ
まさこさんの立ち姿
まさこさん(もたいまさこさん)の立ち姿が好きでした。カフェにやってきて「おじゃまします」とお辞儀する前のすっと立った姿。港で「あの〜私の荷物・・・」と携帯電話をかけているときの姿がね。それと、言葉が通じなくても相手の顔と目をしっかり見つめて、「大丈夫」「わかったわよ」「あら、こんにちは」という目だけで意志を表示して、そして、まっすぐうなずく姿がとても好きでした。
かばんを提げて、かかとをつけた足は、つま先をちょうど直角に広げて立っているのではないかと思われるまっすぐとした立ち方を見ると、毅然とした学校の先生よのうな気がして大好きでした。まさこさん。あなたは、とってもいい人です。

まさこさんの衣装

最初まさこさんが登場したとき、テロ〜ンとした生地のブラウスとスカートを身にまとっていましたね。そして、オレンジ色の靴。ぺちゃんこの紐靴。長時間の飛行機旅行にうってつけの楽そうでたるそうで、でもおしゃれな服装。あれは、ミドルエイジ以降の女性が長時間旅行するときのまるでお手本のような服装だなと感心してみておりました。ブローチとリングでのおしゃれを忘れないところが、まさこさんのまさこさんたるところかと思います。

  かもめのブラウス・・・
私は勝手に「かもめのブラウス」と名づけましたが、コスケンコルヴァを飲むシーンに登場した、まさこさんのブラウス。いろいろな色のかもめがコラージュされた柄がにぎやかなブラウス。見た瞬間に、お話そっちのけで、「うわ!欲しい!」と心の中で何回叫んだことでしょう。

みっど〜りさん!!
ちょっと寂しがり屋のみどりさん。体の大きさと動きからは想像できないほどの「さびしんぼう」とお見受けしました。あの、ガッチャマンの歌のおかげで、サチエさんに「泊りに来ませんか・・・」なんて、とんでもない展開になってしまっておりましたが、さびしんぼうのみどりさんはの心の中は、遠慮しつつも、顔を上気させ、万歳三唱。どうしよう、いいのかな、嬉しいなと部屋の中を落ち着きなくときどきスキップをしながら歩き回る心境になっていたのではないかと思います。「ガッチャマン」が大好きな弟のおかげで「ガッチャマン」の歌を完璧に覚えていたみどりさんは、やっぱり「ガッチャマン」の歌が知りたいと思った男の子豚身(トンミ)君を弟のように構っていましたね。「ガッチャマン」好きの男の子には、こんなちょっとシャイなお姉さんが必ずいるのだろうか・・・

     フィンランド人が発音するなら・・・     ところで、トンミ君がみどりさんの名前を言うときは、必ず「みっど〜りさん!!」と、“ど”のところにアクセントが置かれ、“み”より“ど”の方が高くなるとう不思議な呼び方になっていました。普通のフィンランド人なら、「みどり」という名前、普通に当たり前に呼べるはずなんだけど・・・不思議だな。

2006年3月30日


三人のまえかけ・・・「かもめ食堂」観察記
「かもめ食堂」は、食堂だから、レストラン形式でセルフサービスではありませんでした。でも、トンミ君がコーヒーだけを毎日飲みに来るシーンにぶつかると、カフェとしての形態にどうしても考え方が及んでしまいます。最近の・・・というか、私がフィンランドとかかわりを持つようになった頃はすでにカフェはセルフサービスが一般的でした。「すでに」という表現をしたのは、昔からヘルシンキにある古き良きカフェの中には、セルフサービスではないカフェもあるので、もしかして、形態がわかってきたのかもしれないと思ったからです。それはさておき、初めてフィンランドへ行った時に私たちを引率して下さった大先生は、大のコーヒー好き。「フィンランドのカフェはセルフサービスなので、こんな風にコーヒーが注げるのがいいんですねぇ」といいながら嬉しそうにお手本を見せてくださいました。お手本となるコーヒーの注ぎ方とは・・・コーヒーは、なみなみとどころか、お皿にまでこぼれるくらいに注ぐのです。当然、持ち運ぶともっとお皿にこぼれてしまうので、片手でコーヒーカップとソーサをもつことなどできず、両手で持ってそろり、そろりと席まで移動します。無事に席に到着したら、角砂糖を入れて、ぐるぐるかき混ぜて飲むわけですが、角砂糖を入れるとまたコーヒーはこぼれるし、スプーンでかき混ぜたら、再びコーヒーはこぼれ、いったいどれだけコーヒーがこぼれることか。こぼれたコーヒーがお皿の上に湖のようになっている中にコーヒーカップがあるという状態になるわけで、飲むためにコーヒーカップを持ち上げると、当然、コーヒーの雫が落ちます。こんどは、コーヒーを飲みながら、その雫も一滴たりとも無駄にせず、上手にお皿で受け取り、コップの中のコーヒーが半分くらいまでなくなったら、お皿に溜まったコーヒーをカップに移して悠々と飲み続けるというわけです。最近は、コーヒーのお替り自由のカフェもあるようなので、こんなにセコセコとコーヒーを無理やり注ぐとう姿はあまり見かけませんでしたが、当時、カフェに行くと、周りのおじ様方はけっこうこんな風にカフェでコーヒーを注いでいたという記憶が鮮明に残っています。

テーブルを拭くみどりさん
ストライプのTシャツを着たみどりさんが食堂で働くシーンが映ると、いつもなぜか「テーブルを拭いている」という光景が目に浮かびます。このテーブルを拭く、しかも、隅々まで、からだ全体を使って丁寧に拭くという姿、あんまりフィンランドで見たことがありません。忙しいからなのか、テーブルの上に多少パンくずが残っていても平気なのか、きれいなテーブルで、椅子もきちんと片付いていて、すっきりしているというカフェ、レストランはあまりないように思います。もちろん、超高級・・・であれば別ですが。なので、テーブルを丁寧に拭くみどりさんの姿を見るたびに、やっぱり日本人が経営する食堂よね、かもめ食堂は、なんて思いました。

せっかくなら、お手ふきも・・・  
そして、せっかくなら、お手ふきも出して欲しかったですね、かもめ食堂。お手ふき。海外から・・・というか、少なくともフィンランドから日本へやってくる人たちで、日本のお食事処に入ったときに感動するのは、お手ふきだと聞くからです。これは、何人かのフィンランド人に直接言われたことがあります。日本って、本当にサービスが行き届いた国ね。お手ふき・・・とっても嬉しいと。でも、まあ、お昼にふらっと入る普通の食堂では、お手ふきなんて出さないか。でも、「かもめ食堂」のメイン・メニューが「おかかと鮭と梅干のおむすび」なのであれば、なおのことお手ふき出してほしかったなぁ。

2006年3月31日


「いらっしゃいませ」とフィンランド語
     「かもめ食堂」でお客さまを迎えるとき日本語で「いらっしゃいませ」と元気な声でお迎えしていました。フィンランド人がお店にやってきたときは、フィンランド語で・・・それが、英語で言うWelcomeという言葉を使っています。どうもね、それが聞いていてしっくりこないなぁと、この映画で唯一「不満」な点です。言葉は、いくら訳をして「置き換える」とその言葉で表現するとイコールでつながれるものであっても、しっくり来るもの、落ち着くものと、なんとなく座りの悪いもの、フィットしないものがあると思います。それが、今回の「いらっしゃいませ」をフィンランド語に置き換えた言葉だなぁと思いました。フィンランドでは、普通、お店に入ったとき「こんにちは」「こんばんは」「ハロー」といった感じでお店の人もお客さんもあいさつします。Tervetuloa(テルヴェトゥロア)と言うと「ようこそいらっしゃいました」ととても堅苦しい感じで、普通の人がふらっと入る「食堂」には重過ぎる言葉のように思ったのです。

外にもテーブルと椅子が・・・
映画の最後でお店の外側からの映像となったとき、食堂の外にもテーブルと椅子が置かれるていましたね。これ、フィンランドのカフェであれば、初夏から晩夏にかけての必須アイテムですね。日は長くなっても夏そのものはとても短いフィンランドではなくてはならないアイテム。夏になるとお店の中からよりも外のテーブル席から埋まると言っても過言ではないと思います。お店がそんなフィンランドの習慣を取り入れたということは、「かもめ食堂」もしっかり地元に根付いたというメッセージを感じました。

かもめ食堂のかもめたち
群よう子さんの小説「かもめ食堂」の表紙にも飛んでいる「かもめ」のイラストが、お店の壁にも飾られていました。あ・・・もしかして順番は逆なのか?映画の撮影したイラストが本の表紙になったのかしら。いずれにせよ、あのイラストたち、アップになって映像の中に飛び込んでくることも多いのだけれど、私はとっても好きです。あのサイズでお店にあんなふうに並んでいるのが素敵だなって思いました。
日常の中で絵を飾るというのは、なかなか難しいことだと思います。絵には意外と季節感があり、絵の持つ音色や香りもあるように思うので、何気なく目にする場所に、しかも一年を通して置くものには強烈な個性を感じさせないものがよいとおもうのです。もちろん、自分の気持ち、気分に合わせて音を、音楽を、もちろん、音がない状態であることも含めて気軽に取り替えられれば難しいいなんて思わなくてもよいのかもしれませんね。

2006年4月1日


自転車とヘルメット
毎日せっせと通ってくるトンミ君とヘルシンキの街中をさっそうと走り回るみどりさん、二人ともしっかりヘルメットをかぶっていましたね。最近は日本でも自転車に乗る子どもたちがヘルメットをかぶることが「当たり前」のようになってきて良かったよかった・・・と思っていますが、大人もかぶらないと危ないですよね。フィンランドの場合は、石畳の凸凹道かアスファルト道。日本はアスファルト道やタイルの道、歩道の切れ目や信号手前にある点字ブロックは歩行者だけでなく、自転車、乳母車などにとっては実に危ない物体です。いくら気を付けて走っているつもりでも、いつなんどきどんなタイミングで転ぶか分かりません。自動車や他の車両との事故にあうことばかりでなく、ちょっとした凸凹にタイヤを取られてすってんころりんなんてことあると思うのです。そんなときのための自己防衛のためのヘルメットです。フィンランドで大人がかぶっているヘルメット、なかなかスポーティで格好よいのですよね。自転車選手のような形のヘルメット。欲しいなあ。

パンフレットのこと
表紙の謎

ruokala3.jpg

パンフレットの形が「スーツケース」の形でかなり注目を集めていましたね。劇場内で。そこで気になるところが何点か。私が映画を観たのは銀座の映画館でしたが・・・スーツケースに点けられているタグには、06年3月11日の映画初日公開日とTYO−HELと東京出発ヘルシンキ行きに。そして、便名は映画館シネスイッチを略した便名CSそして149の数字。これは、この映画館で上映される映画149本目なのかしら!?という推理を働かせてみました。大阪で販売されるパンフレットはどうなっているのでしょう?KIX−HELとなっているのかしら?便名は・・・?東京でも4月に入ってから色々な映画館での上映が始まりました。この(↓の写真)の部分はいったいどうなっているのかしら!?ときになって気になって仕方ありません。どなたか、他の劇場でご覧になってパンフレットを購入された方、教えてください!!そのあたり・・・
ruokala3.jpg

2006年4月2日



フィンランド人って本当にのんびりしているのか・・・
映画の中で「フィンランド人っての〜んびりしてて、悩みなんかないのかと思ってた・・・」というような台詞がありました。本当にフィンランド人はのんびりしているでしょうか。確かに、夏のフィンランドへ行くと、みんな揃いも揃って日の照っている方向へ向かって座り、それこそのんびりと日がな一日座って過ごしているのではないかと思われるほど、一様にのんびりしています。これは、夏休みという時期だからこそかなと思います。のんびりするのが夏休みなのですから。夏休みでなく、普通に働いている人でも、日が長いこの時期は、できるだけ早く仕事に出て、その分早く仕事を切り上げカフェやバーでビールを一杯買ってのんびりして太陽の光を楽しんでいます。もちろん、こんな光景は日本ではなかなかお目にかかれないことなので、羨ましく平和に映るでしょう。お店などでも日本に比べれば、誰もがせっかちなことはなく、のんびりと買い物の順番を待っていたりします。でも、心の中はどうかというと、けっしてそうではないです。忙しい人はやっぱりイライラしているし、サービスが悪いとぼやく人もいます。お客さんとしての立場であれば誰でも少しでも早く用事を終わらせたいと思うものでしょう。ただ、「早くして欲しい」というせっかち度が日本よりははるかに低いかもしれませんし、お店の人ものんびりとお客さまの世間話に付き合ったりします。銀行のカウンターで一人暮らしだろうなと思われる高齢の女性が延々とスタッフの人に色々な世間話をしているという光景は何度となくみました。他のお客さまが他に待っているのが見えているのに、スタッフの人は嫌がることなくお付き合いしていました。一人暮らしのお年寄りにはこういう「対話」が大切だと意識的にやっていることなのかしら・・・?と想像したりもしています。

2006年4月4日


テロップとせりふ
 この映画では、地元のフィンランド人とのやりとりも結構多かったので、字幕の部分もありました。フィンランド人たちが会話しているときや、「かもめ食堂」をきりもりするサチエさんと地元の人たちとの会話は、フィンランド語。マサコさんは、相手のフィンランド語を目と表情から理解してしまうという不思議な力をお持ちのようでしたが・・・フィンランド語には日本語テロップが付いていました。そのテロップを読みながら、本当に字数が限られた字幕で会話の中身をきちんと伝えることは難しいことなのだなと思いました。
当然のことなのかもしれないけれど、登場人物たちが自分の声で話している科白の方がもっともっと楽しい会話になっていたということ。フィンランド語では、日本人ではなかなか表現しないような、もっと味のある、生活感のある科白なのに、テロップではあっさりとした、いかにも日本人同士の会話になってしまっていることがとっても残念でした。
つまり、裏を返せば日本映画なのに、日本語でできたシナリオの単なる翻訳シナリオでフィンランド人の人たちが会話をしていたのではなく、フィンランド人たちの科白は、フィンランド人の会話として、とてもいい科白で会話していたという風に感じました。

偶然が重なった寓話のような「かもめ食堂」に想いを寄せて  

この映画は、「地球上のとある場所で「かもめ食堂」という一軒の素朴な日本食を出すお店をきりもりしている、なんとなく人を幸せにしてあげたいな、自分もふんわり幸せになりたいなと思っている、ちょっと寂しがり屋さんの日本人のお話し」という寓話だったのかなと思います。でも、それでいて、“私も何かできるかも”と“やってみたいことを試してみようかな”という夢を見させてくれるような映画だったとも思います。
 だからこそ、映画に登場したkoskenkorva(コスケンコルヴァ)というアルコール度数の高いフィンランドの焼酎(?)をお店で出そうと思うとレストラン営業資格のA-oikeudet(Aライセンス)と取得せねばならず、その取得は相当ハードルが高いので、設定に無理がありすぎ・・・なんていうことには取りあえず、目をつぶっていられるわけですね。ちなみにコスケンコルヴァは、ヘルシンキのヴァンター空港にも売っていて、お酒が大好きという方には大うけです。飲むときは、冷凍庫に入れてキンキンに冷やして飲みます。注がれたら、相手の目をじっとみて、よしと言うようにうなずいて、一気に飲み干すというのが「飲み方の作法」だと聞いています。あ、もちろん、大きなグラスではなくて、ショットグラスです。
だからこそ、撮影されたのがフィンランドでしたということを大々的な宣伝文句にしていることや、撮影場所の地図まで公開されてしまっていることでが、実は残念でなりません。なぜかって、そんなことを言わなくても十分に素敵な映画ですから。

2006年4月6日完

posted by みほこ at 23:41| Comment(4) | TrackBack(7) | 映画・演劇・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そっちのけや、なく衣装最初まさこなどを想像しないよ♪


Posted by BlogPetのHONZA at 2006年03月31日 09:56
わー。記事がどんどん増えていますねー。
とっても興味深く拝見しました。
みほこさんの視点、なるほどなあって
思うことがいっぱいで勉強になります!

■Tervetuloa
あー。私も「あれー、こんな風にヘルシンキで
声かけてもらったっけ?」って思っちゃいました。
私の回った範囲では、「moi」が多かったような。

■パンフレット
大阪でも、東京のものと同じくTYO−HELでした。
KIXだったら嬉しいんですけどねー。
vol.のところもみほこさんと同じ149でしたよ。
でも、全国で上映されるので、これはこれで
いいかなって私は思いました。
見つからなかったまさこさんの荷物がモチーフ…
っていうはからいが、とにかくステキだなーって。

この映画を観られたことがもう嬉しくて、
私のなかではちっちゃなお祭り状態です。笑。
のちほどトラックバックさせていただきますね!
Posted by つきみ at 2006年04月04日 19:14
TBありがとう。
とっても、参考になるblogでした。
女性の視点が明確に出ているということもありますが、やっぱり、フィンランドに近しいからなのでしょうね。
この映画のパンフや全体の解題も、僕が多少、見た中でいえば、みほこさんが、一番、適任だと思いますね。
Posted by kimion20002000 at 2006年06月21日 23:51
kimion20002000さん
コメントありがとうございました。
久しぶりに、自分で読み直してみて、文字が小さくて読みにくい・・・色が薄くて読みにくい、しかも長いBLOGなのに、お付き合いいただいたのだなぁと、ちょっと感激。

申し少し読みやすいように改良しないといけないですね。
Posted by みほこ at 2006年06月22日 21:48
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