2017年07月20日

【映画鑑賞記】『忍びの国』


本当は、『花戦さ』を観たかったのだけれど、タイミングを逸してしまい『忍びの国』を観ることに。『のぼうの城』の和田竜さん原作で、超話題作だと思うので、逆にどうなのだろうという心配もありました。書籍で読んだときには、人間関係を理解するのに時間を要し、ページを前後に行ったり来たり。やっと理解できたところで、要は忍びが、稼ぐことだけを目的とした人の殺し合いだけのお話じゃないか・・・とちょっと辟易。それでも、一応、最後まで読みまして、なんだかもやもやしておりました。映画を観ようと思ったのは、エンターテイメントとして面白そうだったから。忍びたちの技をどんな風に見せてくれるのかに期待を寄せて、観に行きました。

映画で観た甲斐があったな、と感じたのは、俳優たちの演技と台詞で、ぼやぼやした人間像と人間関係がはっきりしたという点。映画でお話がよりわかりやすくなりました。
そして、主役の無門を引き立て、映画を俄然面白くしたのは、日置大膳と下山平兵衛の存在があってこそではないかと思います。日置大膳は、格好良すぎ。その役割も格好のよい役柄ではあるのだけれど、ちょっとずるいくらいの配役ではなかったかと思います。そして、下山平兵衛。忍びの家系に生まれながら、ふと気がついたその異常さに苦悩する姿はなんともいえないものがありました。無門がだんだんと変わっていくのは、お国の存在だけではなく、こういう人たちと交わったことも大きいと思うのです。
忍びたちを統括する十二評定衆の個性あふれるおじさまたちは、いずれも忘れてはならない人たちばかりでしたが、おじさまたちという、年代区分で見ると北畠具教様が突っ張り具合、迫力、潔さどれをとってもピカ一であったと思うのです。出番が少ないだけに、余計にピカピカを感じたのかも。
ラベル:映画 忍びの国
posted by みほこ at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇・音楽・読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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