2005年07月22日

真夏の夜の夢ものがたり

フィンランドで夏といえば・・・という問いかけの答えになるものの一つに、
「フェスティバルを楽しむ」があると思います。

日本で有名なのは、サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル(お城の中で開催されるというので、オペラ・ファンの間では相当知られていると聞いたことが・・・)、クフモ室内楽フェスティバルポリ・ジャズ・フェスティバル(日本人アーティストが時々参加していますね。私の好きな、ジャズピアニスト大西順子さんも参加されたことがあって、CDも出ています。)、夏の最後を飾る大々的なフェスティバルでヘルシンキ・フェスティバルと言ったところでしょうか。
今日は、もう10年も開催されているというKihveli soikoon !! (キヒヴェリ ソイコーン 「ちりとりで演奏しようぜ!!」っていう感じかな。)というフェスティバルの初日に行ってきました。

ぜんぜん、予定を知らされていなくて「行くから。」と言われて、ああ、そうですか・・・とのこのこと付いて行きました。とある鉄道駅の横の広場に併設されたテントの中でのフェスティバル。お陰で、雨の心配もなかったですし、手づくりっぽい舞台装置がまた味があってよろしかったです。

フェスティバルのタイトルからもわかるとおり、「そこら辺にあるもの」を楽器として使うバンドが登場します。もちろん、普通のギターとか、サックスなども使うのですが、「洗濯板」や「そり」「バドミントンのラケット(!!)」などが楽器として登場するわけです。ドラムが全てダンボールでできているというバンドは、フィンランドでも子どもたちに知られている人たちだったようで、妙に受けていましたねぇ。フィンランドのタンゴから、ヘビーメタル、ロック、ポップス、イギリスのフォークソング風にいたるまで、いろいろな曲調の曲を演奏し、演じて楽しませてくれました。

wc
屋外イベントで気になるのは、厠。
こちら、フィンランドの屋外厠。
木造、しかも、フィンランド独特の紅色!!
(赤土色といったほうが良いでしょうか。)


アメリカの大リーグ、イギリスの競馬、ヨーロッパ各地の音楽フェスティバル同様、近所の人たちが、老若男女、普段着のままだったり、姉妹でおそろいのマリメッコワンピースでおめかししたり、思い思いの格好で、開演時間までに集まってくる様子は、日本の「特定のファン層が集まる」音楽会やコンサートと違って、ほのぼのしていて良いなと思いました。
フェスティバルなので、ビールを飲みながら、コーヒーを飲みながら、おしゃべりしながら、でも音楽を楽しんでいるという感じ。テントの中では、お酒禁止エリアとお酒O.K.エリアがきれいに分かれていて、お酒禁止エリアは、若干、ゆとりがありました。


このフェスティバルのメイン・アーティストは、地元の兄弟(しかも、サイズは巨大!!)バンドWerner Brosの6人組。とにかく、みんな、サイズがジャンボ。でも、声が良くてね。しかも、踊るのです。それも、コミック系の踊り。平均年齢は高いバンドのようですが、ヒップホップまで歌って、踊って(MCハマーの曲を歌ってくれました)、観客もみなのりのり。「若者文化も理解しなければいけないので、頑張りました・・・」といいながら。とにかく、みな、声が素敵なので、聞いていて嬉しく、楽しくなるのですね。
リーダーの、おしゃべりがまた、かなりいかしていて、やっぱりプロってすごいなと当たり前ですが思います。観客もこの地元バンドのことを良く知っていて、新しい曲に喜び、知っている曲に喜びと、このフェスティバルの人気を物語っているなと思いましたよ。全く前知識が何もないままに参加した私ですら、曲も知らないのにこんなに楽しくなるのは何故なのかしらと思うくらい、楽しいフェスティバルでした。

Bros

これが、観客をのりのりにさせた
Werner Brosのメンバー


開演は、20時ちょうど。終演は23時15分。3つのバンドが登場し、会場のテントから出る頃がちょうど日没。ほぼ満月に近い月が、地平線近くでオレンジ色に輝きながら見送ってくれました。
posted by みほこ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 夏休み2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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