2005年07月27日

サウナ博物館

サウナという言葉は、おそらく一番有名なフィンランド語の単語ではないかと思っています。真偽のほどは判りません。

そのサウナ。以前から、一度たずねてみたいと思っていたサウナ屋外博物館(フィンランド全土から伝統的なサウナ小屋約30棟を集めた博物館)へ行って来ました。
時間に制限があったので、あまりじっくり見ることができませんでしたが、時代を追って、また、地方によってこんなにもサウナの形に違いがあったということを改めて知りました。連れて行ってくれたフィンランド人の友人も「サウナにこんな違いがあるとは知らなかった」と言っていたほどです。

27-07-2005-1
Sodankylä(ソダンキュラ・ラップランド。今は、オーロラ観測所がある村として有名。)から移築されたサウナ。1880〜90年頃に建てられたものと考えられているそうです。
今でこそ、屋外サウナは、フィンランド人のサマーコテージの必須建物ですが、このサウナ博物館に集められたサウナは、1800年代以降に作られ、新しいものでは、1940年代に建てられたもので、実際に使用されていたスモークサウナ。中には1700年代に建てられたものもありました。しかし、サウナという建造物は木造建築物のため、本来は100年以上も残ることは珍しいのだそうです。

よく観察すると(パンフレットにも案内はありましたが)サウナストーブの形も時代や地域によって変化していますし、古い時代のサウナは、暖かさが外に逃げにくいように、建物も低く、ドアも小さく、窓もない状態。夏でもサウナの中は暗いので、カンテラを灯して入っていたようです。
「床」の部分は、最も古いタイプでは、土(砂地)のまま。次に、板が置かれるようになり、時代を追って板は敷き詰められるようになり、最後は、セメントを流したものに。


27-07-2005-2うっそうとした中にもサウナがいっぱい。


この博物館に集められたサウナは、屋外博物館として「移築・展示」、実際にサウナとしては使用されていないためか、建物の木がずいぶん乾燥した感じになっていて、また、移築後に流れた年月による周辺の環境の変化や、サウナの建物が苔むしてしまっているところもあり、サウナ一つ一つに”現役サウナ”のような勢いは感じられませんでした。高価な食器も大事にしまいこむのではなくて、使わないと駄目というのと同じかも。
それでも、時代、地域によって形の違い、変遷をこの目で見るには十分な数でした。

今は、どこへ行っても判で押したようにほぼ同じ形状のサウナしか見ませんが(ということにも、博物館に行って気が付きました)、それぞれに特徴があります。
屋根の形、サウナの中の椅子の形状などなど。

フィンランドでは、出産や亡くなった人の身体を清める場所として使われていたサウナ。
実際に、そんな用途で使われていた時代のサウナをこの目で見たい方には、お勧めの博物館です。
posted by みほこ at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 夏休み2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/5432812
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック