「オットと妖精赤ちゃん」
Otto ja keijuvauva
作・絵 Aulikki Miettinen
出版社 OTAVA社
Otto ja keijuvauva
作・絵 Aulikki Miettinen
出版社 OTAVA社
2007年にフィンランドで出版された絵本の中で、一番好きな絵本作品。昨年は、フィンランド独立90周年にちなんだ作品が注目をあび、この作品は、そういう路線でなくほっとした絵本でした。お話の内容に加え、登場人物たちの姿、表情、背景、色、何をとっても思わず微笑んでしまう絵なのがなによりお気に入りになった理由です。登場人物みんな好きですが、特にスプラウトのような髪の毛をして、かぼちゃの親戚のような植物から生まれた妖精ちゃんと、その植物を育てていた、メリーポピンズをほうふつさせる立ち姿の裁縫師のアダさんが素敵です。
妖精ちゃん。その風貌から「坊や」と呼びかけたくなるのだけれど、途中判明した名前からは、どうも女の子のようでした。
アダさんのお隣さんに住んでいるウサギのオット君は、兄弟がいても、自分が一番年下。妖精の赤ちゃんの登場で、初めてお兄ちゃんの役割を果たすことに。お兄ちゃんになるってけっこうたいへんだ、ということをちょこっと感じるわけですね。途中から、ご近所さんのシナモンちゃんも加わって、楽しく過ごします。妖精ちゃんは、魔法の杖を持っていて、嬉しい気持ちを表して杖をふるときれいなお花が現れます。ところが、オット君とシナモンちゃんが魔法の杖を取り合おうとしたり、妖精ちゃんは、どちらのことが好きなのかを言い争いはじめると、その様子に妖精ちゃんが、もうやめて!と杖をふると、洗濯前のくさい靴下が現れ、お部屋の中が臭くなってごみだらけに。
・・後の展開はだいたい想像がつくと思います。お話は、ハッピーエンドですからご安心ください。それにしても、年下の赤ちゃんが登場して、ちょっとお兄さん、お姉さんになった気分の、小さい子どもたちの喜び方とか、子どもの喧嘩の中身って国が変わっても同じなのですね。なんだかそういうところに面白さを感じてしまいました。


こんにちは
ひょえ・・・ですよね。
絵だけで判断してはいけない・・・
坊やって呼びかけたいですよね。確かに。