2019年11月03日

カフェでのんびり過ごすということ

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フィンランドに限らず、海外に出たときに必ず楽しむ贅沢な時間の過ごし方の一つに、カフェ時間があります。もちろん、カフェに立ち寄る理由は、小腹を満たす、渇きを潤すということは必須で、小休止の目的も。
本当な、このカフェ時間、カフェにいる人たちをぼんやり眺めるという時間にしたいのですが、ここがなかなかできないところ。だいたい、ここでやってしまうのが、はがきを書くという作業時間になっています。作業というと義務感ありありですが、はがきを書く時間を確保したいという思いもあってカフェに立ち寄っていることが多いです。

旅先ではがきを認めるのは宿泊先で書くよりも、断然カフェがよいのです。書いている場所の空気感、ざわめき、カフェに漂う香り、そんないろいろなものが文字にも乗っかってきてくれます。文字があふれ出てくるという方が表現としてはいいのかも。カフェのざわめきの中には、お客さんとお店の人のやりとりも入っていて、楽しい会話が聞こえてくると尚良い感じになります。言葉がわからない場合は、声の調子や表情からこんなことを話しているのかなという勝手な妄想を繰り広げていたりもします。この点、日本のカフェの場合は、残念な感じなのです。チェーン店の場合は、マニュアルにがんじがらめになっている上、日本人独特の甲高い声。お店の雰囲気をぶち壊す大きな声。もう少し、お店の雰囲気やお客様に合わせた対応、店員さんの個性に合わせた話し方ってできないものなのかな、といつも思います。個人店の場合は、ちょっと敷居が高い場合もありますし、常連さんの「私、常連です…」的な雰囲気にもげんなりすることも多かったりします。あ…話が脱線してきました。

さて、今日は、初めて立ち寄るカフェでした。住宅街にあるカフェで、グループで入っている人、一人で本を読んでいる人、PCを広げて仕事らしいことをしている人、そして、家族ずれまで。飲み物の種類も豊富で、抹茶マキアートまでありました。食べ物は、お食事系からペストリー、コーヒー(お茶請け)パンからケーキまで。厨房が大きいのもうなずけました。前後の人は、抹茶マキアートを注文していました。抹茶入りの飲み物、甘味、すっかり定着した感じです。寿司ブームに続く日本素材ですね。
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2019年11月02日

Mall of TRIPLA


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部分的にオープンしたというMall of TRIPLAへ行ってみました。
ヘルシンキ中央駅から一つ目のPasila(パシラ)駅の真上で、ショッピングモールの最上階は、映画館やジム、マッサージや美容室などが入り、これから日に3500名ほどが働くと予想されているオフィス棟とホテルやアパートメントも出来上がるという一大街構想のある不思議な空間でした。ここが完成すると、パシラ駅の周囲の建物に出勤する人、住む人はどんな感じになるのでしょうね。今まで、パシラと言えば、冬は風が強いし、駅には何にもないところだったけれど、展示場Messukeskusの最寄り駅という以外は、通勤で利用する人が多い場所だと思います。そこに、フィンランド最大と謳うショッピングモールの登場です。

今日は、パシラまでバスで行ってみました。バスを降りて(トラムの降り場と同じ高さ)建物の中に入ると、駅構内。と言ってもちょっとわかりにくい。ホームにつながっているということはわかるのだけれど、駅舎、駅中という感じではなく、長距離バスの待合室が巨大化した感じ。このフロアがなんと4階。フロア表示はやたらと多いのだけれど、ショップ案内がとても不親切。下のフロアへ移動しないと普通のショップには行けず、しかも、下に降りるって、駅のホームへ行ってしまうじゃない…という位置から平行移動しなければならない仕組み。もう少し、駅のホームの上にある場所と、ショッピングモール側の雰囲気を変えられなかったのかな、なんて思います。
そして、もう一つ強烈に思ったこと。こんなに大掛かりな工事をしたのであれば、ホームそのものがもう少し快適になるように改装できなかったものなのかな、と。ホームは今でもふきっさらし。冬場は寒い風がびゅーびゅー吹き抜ける構造のままで、Messukeskus側から駅に入ると、いったいどこにショッピングモールができたのかしらね?という感じなのですもの。

今日はまだ、部分的オープンをしてから3度目くらいの週末で人出はすごいものがありました。ヘルシンキ市内、おそらくフィンランド国内どこにでもあるショップがぎゅぎゅっとまとまってある、という点では便利なのかもしれないけれど、ヘルシンキの中心部や他の地区からわざわざこのショッピングモールまで買い物のためにやってくるかはちょっと疑問。週末だったこともあり、食べ物・飲み物を提供するお店は、どこもかしこも満席で列をなしているところばかり。でも、物販のお店は、特段人が入っている印象はなく、これが物見遊山の人が多いという印象の裏付けです。周辺に生活している人がますます増えて、生活圏とする人たちのためのお店、通勤でこの駅の利用者にとって、便利になるためのショッピングモールというスタンスであればよいのかなと思います。

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2019年11月01日

マンネルヘイム博物館

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週に3日しかオープンしていないため、なかなか訪問するのが難しい博物館です。しかも、ガイド付きで回るため、博物館に到着してから回ることが出来るようになるまでに、ガイドさんが空くのを待つか、前のグループが次のお部屋に移動するのを待つ必要があります。

前回行こうと思ったときは、到着した時間が閉館まで1時間あるかないかだったので入れませんでした。週末は混雑することが想像できましたので、平日の中途半端な時間帯に行ってみました。こんな時間帯でもちゃんと訪問する人はおりますね。

過去に博物館へ行ったときは、フィンランド超初心者状態の頃だったので、フィンランド史上、絶対に知らないといけない人だという意気込みだけで巡っていて、殆ど理解できていなかったのではないかと思います。今回、ガイド付きで回ってみて、あの時代にロシア軍の一員として、馬で東方遠征し軍人としての任務を果たしていたり、フィンランド独立後すぐには大統領にならなかったものの、先の大戦のむしろフィンランドが国として、たいへんだった時代に、高齢にもかかわらずフィンランドの大統領に就いたりと、時代に求められた人だったのだと感じました。

ガイドさんはマンネルヘイム元帥と同じスウェーデン系フィンランド人の方で、そのことそのものにかなり誇りに思っている印象でした。

今のフィンランドの政治家たちは、公用語であるフィンランド語とスウェーデン語の両方でコメントが出せることが必須になっていますが、大統領だった時のマンネルヘイム元帥はどうだったのだろう、という話になりました。ガイドさんによると、マンネルヘイムが大統領だったときのフィンランド語による演説の音声を聞く限り、自由自在に使える状態ではなかったと思うという見解でした。大統領の演説の文章は、補佐官たちが用意するわけですから、問題ないわけです。
私と一緒にガイドツアーに入った方が、フィンランドが初めてというヨーロッパ人でした。館内には幾つかガッレン=カッレラによる絵があったのですが、そのことを説明する際も、また、フィンランドの土地の名前を出す際もちゃんと丁寧にその背景も説明してくださってきっとわかりやすかったのではないかと思います。

本やネットで資料を読めば大概のことはわかる世の中ではありますが、偉人が住んだ家を博物館にしていた場所を訪問すると、どんな生活だったのだろう、どんな性格の人だったのだろう…とちょっと違った視線でその偉人に対する興味が湧くのも面白いことです。

冒頭の写真は、博物館の扉です。


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2019年10月30日

iittala工場と博物館へ行く



や~っと行けました。iittalaの工場と博物館。
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ガラス博物館(美術館と言った方がよいのかな)としては、リーヒマキの博物館の方が元工場を博物館にしているだけあって展示の量・規模共に圧倒的に大きく、満足度も高いでしょう。でも、今、操業している工場で行われている作業の様子を見学した後、博物館を見ることが出来るというライブ感は、断然イッタラです。ここですべてのイッタラ商品を作っていると思うと、その規模が小さいことに案外驚くかもしれません。ただ、博物館に写真展示してあるそれぞれの時代の全スタッフの写真を見ると、機械化されたことによってどれだけ効率が良くなり、携わる人が少なくなってきているのかもわかります。私が工場見学した日は、3つの炉でグラスを作り、1つではバードを作っていました。バードを作り出す過程を見ると、職人さんたちは淡々と作業をしている中にも絶妙な連携作業があり、その流れるような無駄のない動きがあまりにもかっこいいを通り越して芸術的だとさえ思ってしまいました。バードは、お皿やグラスと違い、装飾品なので、贅沢品。飾ってしっくりくるようなガラスの扉が付いた食器棚や本箱があるような生活をしているわけでもないので手元に欲しいと思ったことはないのです。でも、職人さんたちの作業を見ると一羽くらい家にいると嬉しいかも…と思ってしまいました。買いませんでしたが…

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博物館を中心としてイッタラのアウトレットショップの他、いくつかのショップが集まっています。ほとんどが夏季とクリスマスシーズンだけのオープンですが、1年中営業している場所にKultasuklaa(クルタスクラー)という手作りチョコレート工場兼ショップがあります。Fazerほど知名度は高くないとは思いますが、既に日本でも扱っているお店があるのでご存じの方も多いでしょうか。ショップ内には、イギリス、スウェーデンともう一か国の王室に、それぞれ王位XX年のお祝いにチョコレートセットを贈られたことがあるらしく、送られてきたお礼状が額入りで壁にかかっていました。板チョコのほか、チョコトリュフやプラリネもバリエーション豊か。最近開発された商品には、ホワイトチョコレートが開発された後、80年ぶりの新発明だというルビー色のチョコレート(Rubyという文字を見て、どうしてもラグビーと読んでしまう私は、頭の中がまだまだラグビーモードです。)と昆虫入り(粉末状についてイエコオロギ)のチョコレートでしょうか。ナッツやアーモンドを入れるのと同じ感覚なのでしょうね。
ショップでチョコレート一粒(または、板チョコ20グラム)とコーヒーまたは紅茶1杯3ユーロで休憩できましたので、濃厚で、まろやかなチョコレートを楽しんできました。

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2019年10月29日

郵便局とポスト 激減中 ~ カフェで待ち合わせ



半年の間に驚くほど変わったことの筆頭は、郵便局と郵便ポストの激減。ヘルシンキ滞在中に立ち寄るPostiが何か所かありますが、そのうちの2か所がなくなっていました。なくなったという表現は正確ではなくて、郵便受取ボックス拠点に変わっていました。
切手だけであれば、キオスキで買えますし、場所によってはキオスキからパッケージを差し出せます。所謂、郵便サービスだけの拠点が減っているのです。また、郵便サービスの内容が悪くなっていると聞くようになりましたが(到着するまでの時間があまりにもかかる)、その下降線は止まっていないようです。メールの普及で普通のはがきやカードが郵送される数が激減しているのは、よくわかります。経費節減からあらゆるものが電子ファイルで送られるようにもなったので、郵便サービスが経済的にひっ迫しているのも理解できます。それでも、「モノ」を送ることが皆無になることはないと思うのです。一方で、二酸化炭素排出量を減らそうという動きに拍車がかかっています。おそらく、物流全体が見直され始めていることと現れですよね。
これからクリスマスカードやプレゼントが行きかう季節になります。フィンランド向けのクリスマスカードの発信は、今年も早めが必須かな。

@St.Georgeベーカリー

昨年オープンしたという、St.Georgeホテルの一角にあるベーカリーカフェで待ち合わせしました。デザインホテルにも登録していて、Hotel Kämpと同じ系列のホテルです。
フィンランドのカフェとしては珍しく、営業時間はちょっと短めで8時~18時。パンがご自慢のカフェです。パンだけ買いにくる人もおりましたし、一人で入って長居しているような人も。カウンター席とテーブル席、大きめのテーブルを囲むように座る席などいろいろな席が用意されていました。元々の建物の部屋割りを生かしたカフェなので、カフェのカウンターから見渡せないところに席がある上、利用者が食器を戻すシステムではないので、スタッフさんはテーブルの様子を確認するために動き回る必要があるようで、混雑しているときは、食器の片づけが間に合わずたいへんそうでした。カウンター席とテーブル席が一緒になっているスペースは、残念ながら配置が窮屈で、動線に無理があるので、使い勝手的には再考が必要な感じです。

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サンドウィッチは、お店自慢のフランスパンにはさんであるもので、香ばしくおいしかったです。ちょっと理由があって今回は、コルヴァプースティ(シナモンロール)を可能な限りいろいろなところで食しているので、ここでもいただきました。ちょっと食べすぎ…
甘さもほどほど、シナモンの味も適度に残っていて、パンはさっくり。とても食べやすいものでした。その形も、コルヴァプースティの名の通り、耳の形がしっかりとした形でぺったりと寝ていて、それもなかなかツボでした。
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2019年10月28日

ゆったりとした月曜日


ぐぐんと冷え込んでおります。
冬タイヤに交換しなきゃ…という会話が車を持っている人との間で必ず出てきます。
今日は、ときおり雪が舞いました。積もるのはまだ少し先になるとは思いますが、暗さだけでなく寒さもまっしぐらに冬に向かっております。

博物館・美術館がお休みの月曜日。ということで、車が出せる友人に、オタニエミとキルッコヌンミまで連れて行ってもらいました。地下鉄が開通したおかげで、オタニエミまでは、地下鉄でも簡単に行けるようになっていますから、バスは分かりにくい、と思っていた短期滞在者は、楽に足を延ばすことが出来るようになったエスポー。ヘルシンキ工科大学時代に学生だったという友人の気持ちの中では、今でもここはやっぱりTKK(ヘルシンキ工科大学)だ、と。まあ、そうですよね。その気持ち。よくわかります。
その時代から象徴となっていたアアルト設計(アルヴァとエリサ・アアルト)の大教室の建物の周辺には、新しい建物が増えていました。1970年代~80年代に建てられた保育園や学校の建物にはいろいろと問題が多く、新しい建物を建てて移転してきているとも。なので、このあたりは、学生だけでなく、もっと若い世代もたくさん見かけるのよね…と。建物問題については、しばらく前からよく耳にしていたのですが、今回説明してもらった内容は、日本にはないよなぁ・・・と。気候の違いで生活スタイルは違うし、建物の建て方、使う建材も違ってくるわけで、そのあたりを意識できない人たちとの意思の疎通の難しさは日々感じておりますが、相手の言葉の根拠がはっきりとわかったので、これからは、もう少し楽に対処できるようになるな、と思いながら話を聞きました。
ヘルシンキからエスポーへ延びた地下鉄は、まだ、延ばす予定があって現在、その工事の真っ最中。地下鉄の駅ができるところには、オレンジ色の大きな覆いがかかっており、その周辺では、中層住宅の工事も進んでいました。数年先には、エスポー市内の地下鉄沿線はまた町の様相も一変するのでしょうね。多摩ニュータウンを作るにあたって、日本からおそらく多くの視察グループが訪問したであろうオタニエミ・タピオラ地区は、今また大きく変わろうとしています。

今日は、もう一か所。キルッコヌンミ訪問。首都圏にあって、ちょっと飛び地のような感じの自治体。スウェーデン系の人たちがもともと多かったという地域で、周辺地域に比べるとちょっと富裕層と聞かされていました。ヴィトレスク(Hvittärsk)があることでも有名ですが、最近のガイドブックにはここのこと紹介されているのかな?いつもヴィトレスク~ヘルシンキ直行往復だけだったので、鉄道駅に降り立ったことはあるものの、いわゆる市内に入ったことはなく、町の雰囲気を感じたくて連れて行ってもらいました。

1400年代から建っていたであろうとされる聖ミカエル教会に行ってきました。訪問時は、ちょうど学校の授業で訪問中の子どもたちがお話を聞いているところで、私たちもそのお話しのご相伴にあずかりました。40枚あるというステンドグラスでは、たとえ話、苦悩、昇天、賛美が表現されていると言います。教会の建物に近いところに並んでいるお墓は、すべてスウェーデン系のお名前。第二次世界大戦の戦没者たちの墓碑と無名戦士の墓碑は、教会と鐘塔の間で美しく調えられていました。

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2019年10月27日

ブックフェア2019 @ヘルシンキ その2



雨降りでおそらく土曜日よりは空いているだろうと期待して午後から会場へ向かいました。
昨日は開けていた大型クロークも今日は開いていなくて、常設のクロークだけ。来場者の数が落ち着いているのは、お天気のためだけでなく、もしかすると、例年のことなのかしらとも思ったりしました。

今日は、昨日入手したカタログでチェックした書籍とゆっくりと立ち寄ってみたいスタンドめぐりを中心に会場内を巡りました。

カードやカレンダーを出しているところも出展しておりましたが、時期的にクリスマスがテーマのカードがほとんど。普段使いのカードが欲しかったので、ちょっと空振り感がありました。そんな中でも嬉しかったのは、Inge Löök(インゲ・リューク)がブースを出していたこと。ポスクロ(Postcrossing)ファンの間では人気があるイラストレーターさんと聞いておりますが、ここ数年、あちらこちらのギフトショップ(フィンランドの)でポストカードや枕カバーをよく見かけるようになりました。1970年代から作家活動をされている方なので、それなりの齢を重ねておられます。




インゲ・リュークのスタンド
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2019年10月26日

ブックフェア2019 @ ヘルシンキ

この時期、フィンランドで過ごす休暇の唯一最大の目的はヘルシンキで開催されているブックフェアに出かけること。例年、平日に行くことが出来るように渡航していましたが、今年は、残念ながら週末訪問。
週末は、出足は遅いものの、時間の経過とともにどこからこんなに人が集まってくるのか、と思えるほどにどんどん会場に人が到着。会場内に備えられているステージ前の客席は、どこもかしこも人が溢れまして、席を確保してお話を聞くことが出来たのは一つしかありませんでした。各界30分(含む入れ替え時間)なので、一つのステージは、大して長い時間ではないのですが、連続して3つ立ちっぱなしで聞いたときは、さすがにちょっとくたびれてました。

出展者ブースで大きく変わったなと思うのは、昨年から切手やコインショップがスタンドを出すようになったこと。しばらく前までは、隣の会場で独立した展示会だったものが、いつの間にかなくなって、残念だなと思っていたのですが、やっと規模が小さくなって戻ってきてくれたという感じです。そして、それに代わって隣の会場で開催されているのは、ワインと食品フェア。ある年には、日本から日本酒の酒蔵が出展していた年もあったと記憶しています。共通のチケットで行き来できるので、午後になるとほろ酔い気分の人たちやワイングラスを持ったままでブックフェアの会場になだれ込んできている人がいるのは、ちょっとな…と思うこともあります。
ここ数年で大きく変わったのは、古書店出展の規模が小さくなったこと。そして、今年は、今まで賑やかにやっていたテレビ局や新聞社の出版部のブースがなくなっていたことに驚きました。そのほかの変化は、昨年あたりから広いスペースを持って出展するようになった新古書店のお店。超破格で書籍やDVDなどが購入できるので、集中度合いは半端ありません。すべての書籍が2ユーロとは、ちょっとありえない金額です。
今年、すごくよくなったなと思ったのが、子ども向けのスペースの拡充。今までも必ずトークイベントで子ども向けテーマもステージが一つ設けられていましたが、今年はワークショップができるスペースが複数並んでいて、お絵かき、塗り絵以外にも、読み聞かせスペースや工作的なことができるところなどが充実していました。

周囲の様子を見ていると、案外一人で来ている人が多いこと、連れがいる場合は、クリスマス・プレゼントにする本を探すと言いながら、サイン入りにしてもらうために並んでいたり、作家論や文章を書くことについて語り合っていたり、お気に入りの本や作家の話をしたり、友だちどうしてこういう話ができるって羨ましいなと感じていました。けっして盗み聞きしているわけではなく、けっこうみなさん、大きな声でお話ししているので、言葉が勝手に耳に入ってくるのです。

実際、私はどんな本を買ったのかと言うと…展示会会場なので、ゆっくり、じっくり落ち着いて本を探すのには不向きな環境のため、殆ど購入していません。お値段が破格なので、買わない手はないのですが、どうもふわふわした感じで、集中して探せないのです。ただ、こういう時でないと出会えない本も多いので、明日も会場まで頑張って足を運ぼうかなと思っております。…そう、ちょっと頑張らないといけない雰囲気なのです。

大混雑のトークショー

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子ども向けワークショップ会場
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2019年04月26日

イスラエル滞在記 



イスラエル赴任中の友人の赴任期間がそろそろ終わるということで、イスラエルを訪問しました(まだ、イスラエル滞在中です)。こんなことでもないときっと一生来ないであろうイスラエル。渡航するからには、少しは勉強してから行かなきゃ…と思いましたが、あまりの歴史のややこしさに理解することはあきらめました。地中海に面しているのだから、温かいだろうと思っていたのに、ここにも地球温暖化の影響はあるようで、ちっとも温かくありません。ウルトラダウンを持ってきてよかったです。寒いと言っても地中海。日が照ると温かくなるし、日焼けして背中を真っ赤にしているおじさんも見ましたが…滞在中の前半は、風は強いしなかなか難しい天候の中、訪問中でございます。


よりによって到着した日が金曜日と土曜日の日付変更する夜中。ユダヤ教では、安息日。しかも復活祭にぶつかって、公共交通機関がすべて止まっているため、友人宅まで到達するのにタクシー利用。しかも、このタクシーも、お仕事をしない運転手さんも多いので、事前に予約を入れた特別タクシーさんでした。空港を出たところで長蛇の列に遭遇。通常なら、公共交通機関で市内に入れるので(夜中であっても)、こんなに長蛇の列になることはないとのことですが、今日は特別だ、とのこと。何につけても友だちにひたすら感謝です。

明けて土曜日。安息日の土曜日。しかも復活祭の週末。お店はすべて閉店中。公共交通機関もストップという、フィンランドのクリスマスと同じ状態で、自家用車がないとどこにも動けないという状況。でも、そこは、地中海沿いの町テルアヴィヴ。ちょこっと歩くだけで、地中海海岸沿いまでお散歩ができるので、ふらふらとお散歩に。海岸沿いのお散歩・サイクリングコースは、けっこう混雑しておりました。ただ、復活祭故に、海岸にあるカフェでも提供されているものは飲み物だけ、という状態。自分たちで道具一式を持ち込んで、バーベキューで楽しんでいるグループもありましたが、ほとんどの人は、車でやってきて、海岸沿いのお散歩コースをのんびり歩いたり、黙々と走ったり、サイクリングという人たちばかり。波が高いのでサーファーが多いようなのですが、遊泳禁止のサインがそこら中に立っていました。海を見て驚いたのは、本当に海は広いな大きいなということと、潮の流れが相当違うということが海の色からわかること。そして、波の高さ。漂流物がなくてきれいだね、と話したら、そんなことはない…と。とにかく周辺各国からの漂流物が多くて、汚いときはものすごい状態だ、というお話でした。日本ほど、潮の香りがきつくないので、ずっと歩いていてもべたべたすることはなく、気持ちの良いお散歩でした。

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初日 地中海の波高し…

もう一つ驚いたのは、植物たち。ゴムの木やベンジャミンが大きな樹木となっていたり、スターチスも自生しているし、ミモザも木の状態で見られたし、緯度の違いで見られる植生の違いにかなり感動しています。そういえば、普段、お花のレッスンで、原産地は、地中海で…なんていうお話をよく聞きましたが、こういうことか…と。植え込みに、ゼラニウムやローズマリーがわっしゃわしゃと育っている姿など、ちょっと考えられないことですが、無理なく自然にわっしゃわしゃと育っておりました。思わず触れまくっております。
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スターチスが自生している!
お花が偏っているのはこういう咲き方するからなのね…百聞は一見に如かず…





ちょっと驚いたものの中には、「お茶」があります。カフェで、お茶を注文したら、レモンの三日月切、三分の一とミントをたっぷり入れたものに熱湯を注いだものが出てきて、お茶と言えば、紅茶と思い込んでいたのでびっくりしましたが、これが、さっぱりしていておいしかったです。ミントの葉っぱを入れるかどうかを聞かれて、一瞬わからず、反応が鈍りましたが、入れてもらって正解でした。ミントはきっと好き嫌いがあるのでしょうね。


ちょっとのんびり。イースターの月曜日。バスなどは通常運行中ですが、人の動きをみるとお休みの方も多いのか「マーケット」と呼ばれるところに行くと、人の数が半端なくおり、人酔いしました。とにかくお昼を食べねば、と席が空いているお店で注文。なかなかおいしいお店でよかったのですが、一体何を食べたのか、よくわかっておりません。香ばしく焼かれた薄っぺらいパンに、ソースと野菜とトッピング。私は、ポーチドエッグ乗せと言うものをいただきました。地元の方でもメニューから想像できないものだったのか、それはいったい何を食べているのか?と尋ねられ、メニューを指して私のはこれ、友だちのはこれ…とご紹介。

ショッピングモールに必ずあるのがジューススタンドとアイスクリーム屋さん。どちらも私は触手が動きませんが、長蛇の列で辟易。友人はジューススタンドを見るたびに、どんな組み合わせがあるのかを必ずチェック。お気に入りのものがあるとちょっと並んで飲んでいました。果物は、果物のままで食べるのが一番おいしいと思うのですが、世の中のほとんどはそうではないのだろうな、とこういう現象を見ると思います。おいしそうに飲んでいる友人においしいの!?と聞いてみると、美味しいけどお砂糖甘い…とのこと。果糖ではなく、砂糖を加えて甘くするなんて邪道以外の何者でもないと思うのだけれどなぁ。ただ、果物が豊富な国だからか、お値段がそれほどびっくりするほど高くなかったように思います。
今日行ったマーケットと呼ばれるところは、歴史的に意味のあるところだったようなのですが、説明がすべてへプレア語なのでわかりません。おそらくその昔、ユダヤの人たちが帰還したのか、入植したのかした際に、最初に商店を構えたような場所で、当時の建物を生かしている区域なのだと思いますが、現在、販売しているものは、すべてブランド品。デザインショップが構えられているお店に期待して入ってみましたが、イスラエルデザイン物は皆無で、世界各国のちょっとこじゃれたデザイングッズばかりでした。その中には、もちろん日本の製品も。anelloの鞄の数々が陳列されているのを見て、あれまあ、なんだ、そういうところなのですか…と一気に気持ちは低空飛行となりました。
テルアヴィヴの中心地は、ただいまイスラエル初の地下鉄工事の真っ最中。2021年開通となっていたと思います。長距離列車とバスだけが公共交通機関なので、確かに近距離列車は必要なのかもしれません。なんというか、車もバスも運転が荒いし、ぶーぶかぶーぶか警笛は鳴らすし、怖いことこの上無し。ただし、信号のない横断歩道で歩行者がいると車は確実に止まってくれるので、この点は、日本よりはるかに優しさを感じます。これ、フィンランドでも同じだけれど、車同士は喧嘩している感じだけれど、弱者には優しいというとことろ。日本でもできるはずなんだけどなぁ。

旅人としては、あまり魅力的な街とは感じないのがテルアヴィヴ。如何せん歴史が浅い国だからなのか、観光客を受け入れる態勢が整っていないからなのか、ただひたすらに、人々が生活する場だからなのかもしれません。町として歴史のあるヤッファにも行きましたが、なんというか今一つ、見て回るための魅力にはかけるのかも。ここにアブラハムが上陸して、とかポセイドンがどうした…という話があるところであることはわかるのだけれど、今一つ情緒が足りないのかも。私が単に擦れちゃっているのかなぁ。物欲満杯な人が行くとバザールなど、かなり楽しい場所ではあると思いますが、いまさら物を増やしてもね、という人が楽しめるところではないです。

エルサレム訪問

一人だし、言葉はわからないし、ガイド無しで歩くのは全くもって無茶なので、現地発の1日ツアーに乗っかりました。出発が朝7時15分というのには、のけぞりましたが渋滞が激しくなることもあるお国柄ということで当たり前のようです。50人乗りバスにするか、最大19名というバスにするかの選択で、大勢人がいるところへ、大きなグループで行くとわけがわからなくなると思い、小さなグループを選択。ガイドさんと参加メンバーの顔がお互いにわかる人数で正解でした。

道中、ガイドさんのお話をずっと聞き、ガイドブックを読んでおいたからこそわかるお話と、なるほどそういうことなのね、というガイドブックを読んだ時にはわからなかったことも教えていただけて良かったです。エルサレム旧市街に入る前にオリーブの丘と旧市街の両方を見渡せる見晴台で、街の解説。その後、オリーブの丘を経由して旧市街地へ。車窓から見たのは、アクサーモスク。シモン門を入ってまずアルメニア人地区から。いつの間にかユダヤ人地区に入り、地区が変わるごとに雰囲気ががらりと変わることに驚き、また、普通に人が住んでいるところに、こんなよそ者がのこのこ入り込んでよいのかしら?と思ってみたり。嘆きの壁で30分強の自由時間。お祈りをしている方々の間をすり抜けて壁まで到達。真剣に聖書を読んで祈っている方たちには、私たちのようなよそ者はあまり気にならないようで、それだけ集中しているということだな、と思いながらも少し観察。日本の神社仏閣のように、後から来る人に順番で場所を譲るということがないようなので、壁に触れられるところでそっと触れて、そっと離れました。ちょうど復活祭の週なので、いろいろな儀式も行われているようでもありました。
その後、ヴィア・ドロ・ローサを途中から聖墳墓教会までを歩きました。私の場合は、信仰があるわけではないので、歴史的にそのように言われている場所に自分の身を置けたことに感謝しつつ、教会を後にしました。
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このような、何というか歴史的にも大切で奇跡のような場所に行けてしまったことが不思議でなりません。後から思うと、本当に尋ねたのかな?という感じ。


午後は、ホロコーストメモリアル博物館へ。昨年、ワルシャワで訪れたユダヤ人博物館の中にも、ホロコーストに関する展示は多かったことも思い出し、エルサレム旧市街地の訪問と併せて感情に蓋をしようか、どうしようかと迷いながら一日を過ごしました。

ちょっといつもとは違うイスラエルだったようですが、気温もぐおんと上がって、日中の外歩きはもれなく日焼け付き。海外へ行くと家族が団らんして過ごしている、そんな復活祭休暇中のイスラエル訪問でした。地中海の海岸の砂浜はとても気持ちが良いです。ビーチサンダルを持ってきていれば、海にだって入ったのですが…これだけができずちょっと残念でした。

イスラエルのことを知るにはどうすればよいかなと迷った末に手に取った本は、次の二冊。旅にも持参して、何回か読みました。

「すぞいぞ!イスラエル 改訂版」みなみななみ著 エミ・ハシュライド写真 B.F.P.Japan
Pen books 019 「ユダヤとは何か。聖地エルサレムへ」 市川裕 監修 ペン編集部 編

そして、もちろん、地球の歩き方 久しぶりにこのご本にお世話になりました。


どこにでもあるのが、こういう商品。
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戒律で厳しいばかりでなく、おおらかな感じも。


posted by みほこ at 23:05| Comment(0) | お休み 2019 | 更新情報をチェックする