フィンランドで外食すると、味的に、量的に当たり外れがあるので、外食の際はパスタを食べることが多いです。量はけっこう多いし、アルデンテをはるかに過ぎてしまっていることがほとんどなのだけれど、かなり独創的なパスタメニューにお目にかかることが多いので、それ故にパスタを食べることが半ば必須のようになっています。
今回も、しっかりと食べたい時にはパスタを食べていました。普通のイタリアンレストランではお目にかかれないような、土地の食材を使った、あるいはシェフの独創的なメニューばかりだったように思います。もしかしたら、私が単にイタリアンをしらないだけなのかもしれないけれど…
今回パスタを食べた中で面白かったのは、次の3つ。
1)ヤギのチーズのパスタ
クリームチーズ風であれば、チーズがパスタソースのようになって絡まって出てくると思っていたのです。ところが、周りを軽く焼いた丸のまんまのチーズがどかんと真ん中に載って登場。びっくりしました。その上に、飾りのように載せられていたソラマメの新芽と若い茎の部分。香りもよくて、お味もおいしかったです。
チーズがどかんと載ってきたのでかなり重たい食事になるかなと思ったのですが、以外とそうでもありませんでした。お味がチーズ故に少々私には濃かったです。

2)ビーツパスタ
パスタにビーツ?トマトの冷製パスタのように乗っかってくるのかしら、お味はおいしいのかしら、と怖いもの見たさで注文いたしました。
シリヤラインの船内のちょっと高めのレストランでしたので、変なものが出てくるはずはないわけですが、出てくるまではいろいろな不安が頭の中を渦巻いていました。
食べ初めて面白かったのは、かき混ぜればかき混ぜるほどビーツの濃いピンク色が白いパスタに広がって行ったこと。お味も少しずつ広がっていく感じでしたよ。

3) アルデンテを過ぎたパスタ
毎度お馴染みの… ドカンと大味のパスタ。
美食家の人なら怒ってしまうかもしれないこの食感。そして、味。
好きなんですねえ。
たぶん、日本で出されたら食も進まないかもしれないけれど、何故かフィンランドだと食べれてしまうのです。しかも、そうそう、この味…何て思いながらね。

最後は飲み物。
オーランドへ行ったら、リンゴのドリンク、そしてお酒が有名だから是非飲んで来るように、と言われていたので飲んでみました。これ。

つまりは、シードルということ?なのかな。暑い夏にぴったりの炭酸入。美味しかったです。ただ、アルコール度が高かったのか残念ながらグラスを空けることが出来ませんでした。