2016年11月06日

巨山 Jättiläinen @ フィンランド映画祭 2016

2012年にフィンランドで社会的にも政治的にも大きな問題となった鉱山の開発に端を発する環境問題を題材とした映画。

事実をトレイスしているだけではなく、脚本上、フィクション部分もある、という注意書きで始まりました。

私の個人的な驚きは、問題が発覚してから映像化されるまでの早さ。関係者には丁寧に取材をして作られたものだと思うのだけれど、だからこそ、全てがノンフィクションと感じる内容でした。
特に環境や利権が関わる問題は、残念ながらどこの国にでもあることで、こんな風に道は踏み外されて行くのか、と。

フィンランド要素もあちこちに散りばめられておりました。サウナ会議や仲間で行くハンティングの位置付けとか、ネットワーキングするための勇気を奮い立たせる秘訣、内輪のミーティングの様子や働く環境。極め付けは、英語で作られている投資家向けの会社のプロモビデオ。当たり前のことなのだけれど、へぇ、と思う日本との違い探し、という視点でも楽しめます。

映画の終わり方もまた独特で、今も全てが解決はしていないことだからこそ、の終わり方だったように思いました。



posted by みほこ at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月22日

河出書房新社130周年記念企画「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」連続講義 作家と楽しむ古典 第8回『曽根崎心中』@ジュンク堂

夏の間は日程的に参加がかなわなかった講演会。近松門左衛門のあまりにも有名な、人形浄瑠璃『曽根崎心中』の現代語訳を手がけられたいとうせいこうさんのお話。今回は発売翌日の開催で、いったい何人の人がこの作品に目を通して参加しているのだろう、と思いつつ参加。古典作品を自力で読むのは骨がぼきぼきおれるため、現代語訳で読みやすくなっているとは言え、どうしても誰かに誘導してもらわないと読み始められない軟弱者故、このシリーズ企画はとてもありがたい存在です。

お話は、いとうせいこうさんと人形浄瑠璃の出会いから。そのまま、人形浄瑠璃の粋(上方では粋すい)について。ドツボにはまるは、浄瑠璃用語で粋との関係。音を担当する三味線とブルース。太夫とラッパーに通ずること。
座付き作家近松門左衛門の凄さ、独自性が見て取れる変拍子。それを初見で演じることができたであろう、江戸時代の三業(人形遣い、義太夫、三味線)の凄さ。
現代語訳に取り組んでいる時に大切にされていたという近松の変拍子を活かすことと、掛け言葉へのこだわり。

単に読み物として物語をたどるだけではなく、江戸時代の人たちが楽しみ、たしなんだ古典芸能に近づかせてくれる時間でした。




posted by みほこ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月20日

超贅沢な花時間

今月初のお花のレッスン。予算に合わせて自分の好みで花材を選んで花束にする、がコンセプト。
本日は、仮想花屋ではなく、ホンモノのお花屋さんで花選び。
予算は税別3300円。お花選びのコツを確認した後さっそく花屋さんへ。
お花屋さんに入るとお花選びの常識などぶっ飛び、ただひたすら気になるお花と予算とで花材選び。

当初設定したテーマは、自分がほっとできる花束。
完成品になる前の花選びの段階で充分ほっと出来まして、花束にする作業でますます落ち着く、そんなひと時でした。お花屋さんでの花選びだったので、お店に入って来られるお客さまの波に揺られる、という雰囲気がちょっと緊張感も漂わせることに。

本日の花材
カーネーション セイシェル
スノーボール
スカビオサ モコパープル
スカビオサ グリーンナップル
野ばら 実
雪柳

葉っぱものが雪柳だけでアンバランス感がありましたが、色付きのお花がスカビオサのモコパープルだけだったので、まとめることができました。

完成品はこんな感じ。

33014F93-37F0-4D54-88D4-AA226D7C271B.jpg

写真トリックで大きく見えますが、小ぶりのブーケです。


posted by みほこ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 幸せな時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月16日

フィンランド映画祭2016

今年も、『フィンランド映画祭』の季節が近づいてきております。どんな映画かかかるのか、ラインナップが八用されて、予告篇もチェックして、どんな風に一週間(実質5日間)のスケジュールを立てようかと頭を悩ませております。

上映作品・スケジュール等の詳細は、フィンランド映画祭の公式ホームページでご確認ください。

今回上映される映画5本の中で、ぜひ観てみたいものを事前リサーチ。

『湖のものがたり』Järven tarina
今年2016年1月にフィンランドで封切られた映画が同じ年の秋に東京で観ることができるなんて、素晴らしすぎます。フィンランドの湖とその周辺に生息する生物たちを通して、フィンランドに連綿と伝わる文化や古から伝わる宗教のことを伝えてくれる映画のようです。

『巨山』Jättiläinen
この作品も本年公開の映画。しかも、今年春、経営者たちに、この企業が引き起こした環境汚染に対して判決が言い渡された実話を基にした映画。社会問題として世の中で騒がれ始めてから映画になってしまうまでの速度、裁判が起されて、判決が言い渡されるまでの速度(まだ、地裁)に驚きを禁じ得ない。
主役を演じている俳優は、映画アングリーバードで声優もやっているようだし、何より、ピーター・フランツェンが出演しているので、ぜひ観たい映画の一つとなりました。

『王となった少女』The Girl King
フィンランドがスウェーデンに支配されていた時代に大公の座についたスウェーデン女王クリスティーナの物語。魅かれるのは、この作品が歴史映画であることと、トゥルク城とトゥルク市内の手工芸博物館が撮影場所になったこと。予告編を見るだけでも、トゥルク城と手工芸博物館での撮影シーンがふんだんにありました。
歴史をテーマにした作品は、どんなものでも日本に紹介されることはほとんど不可能だと思っていたので、とても嬉しいです。


posted by みほこ at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろフィンランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月30日

三種のダリアで秋のブーケ

9月最終日。ゆったりなごみの時間を過ごしたくて、ブーケづくりに行ってきました。
今回も、花材は行ってからわかるびっくりレッスン。

本日のお花のメインはダリア。
ダリアって、実は、このお花の教室に通うようになるまで、名前と花の形が一致していなかったお花の一つなのです。かつ、けっこう大振りで豪華な雰囲気なので、自分で買うときにはきっと選ばない種類のお花です。

今回の花材
ダリア 赤 レッドスター 
ダリア パープル ナマハゲローズカップ
ダリア オレンジ 暖
セダム
バジル
トウガラシ ブラックエース
ローズゼラニウム
ユーカリ ポポラス

ダリアの赤、レッドスターは、深紅色。秋の真っ赤な口紅色という感じ。お花そのものは小さめですが、存在感はかなりあり。パープルとオレンジ色のダリアは、大輪。どう扱えばよいのか、迷うほどの大きさで、茎も太め。先生からは、ラウンドを目指して作ってくださいね…というご指示でしたが、ダイヤ型になったり半円になったり、かなり苦労しました。その上、グリーンたちがぴょんぴょんと飛び出して、わけのわからないことになってしまい、茎を握る手の熱でお花がくたびれてしまうのではないかと心配になり、適当なところで、まとめました。

バジルは、鑑賞用に品種改良されているものなのだそうですが、香りはしっかり放っていて、家に持ち帰ってラッピングを外した時に、ふわふわふわっと香りが広がりました。

出来上がり直後の様子。

30-9-2016-1.JPG

ダリアは、日持ちがあまりしないお花と言われておりますが、花弁が駄目になったら、「がく」だけにして楽しんで、長く愛でたいなと思っております。

自宅で…花奉行の花ちゃんと、いたずらっ子といっしょに。

30-9-2016-2.JPG

posted by みほこ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 幸せな時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月22日

秋のフィンランド語講座 ≪講読講座≫ 10月以降

秋のフィンランド語告知再びです。

≪@朝日カルチャーセンター・新宿校≫


10月からの講座は、何とそうそうに開講決定いたしました!

10月期始まりの講座の日程等詳細については、こちらでご確認ください。

体験講座とは違う長文で『不思議の国のアリス』のフィンランド語版を教材にします。
フィンランド語版は、数年前、同じ挿絵の日本語版が出版されたこちら。フィンランド語版は、アンニ・スヴァン訳版。1906年に初版が出たもの。アンニ・スヴァンは、フィンランド児童文学の先駆者で、テキストも明瞭です。



≪@マトカトリ・東日本橋≫

マトカトリさん@日本橋で月1回開催している「フィンランド語で『絵本』を読む会」
11月の日程も決定しましたので10月分と併せてご案内。
読む絵本は、引き続き「タトゥとパトゥのフィンランド」

10月29日(土)第6回目 タトゥとパトゥが架空のVirtanen地区の家庭訪問をします。
11月26日(土)第7回目 10月の続きとなりますが、タトゥとパトゥがとある「平均的」なフィンランドの家庭の詳細を微に入り細に入り観察、報告してくれる部分です。

申し込みならびに詳細情報は、こちらで確認してください。

マトカトリで読んでいる絵本は、テキストを読むことの楽しみと同時に、フィンランドの「今」を絵を通して知ることもできる面白さもあり、準備をしながら、いつもいろんな発見をしています。

参加にあたって求められるフィンランド語の習熟度について、先日簡単に案内しましたので、こちらをご確認ください。

フィンランド語講読講座の習熟度について ⇒リンク


上山 美保子

posted by みほこ at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろフィンランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月19日

【映画鑑賞記】超高速!参勤交代 リターンズ

超久しぶりの鑑賞記。しかも、映画の…映画。実は、もう少し観ています。ですが、片っ端から私的に失敗鑑賞だったので、感想をかける状態ではなかったのです。失敗鑑賞…要は、楽しくなかった。わけがわからなかった等々。

久しぶりに楽しい映画だったので、記録としても書いておこうかな、と。『超高速!参勤交代 リターンズ』。実は一本目を見ておりません。このリターンズに合わせて、テレビ放映があったので、それを見て、相変わらず、カットのされ方がひどいなとか、CMをこんなところで入れてしまうのか…と映画のテレビ放映には、やはり文句を言いたくなりますが、佐々木蔵之介殿さまと、家老の西村雅彦さまはじめ、湯長屋藩の面々と、村の人々の熱いつながりが楽しくて、リターンズを映画館で観ることに。

「リターンズ」って、映画が再びという意味よりも、「行きは参勤、帰りは交代」と家老が申していた通り、大変なリターンをしなければならない状況に陥ったことをタイトルに込めているのだなぁと、映画を見ながらようやく合点。

殿さまと、村の衆とのつながり方は、どこか、映画「のぼうの城」の殿さまと村の衆とのつながりにもダブりました。

さて、超高速!参勤交代リターンズ。 
前作で面白かったのは、いかに役人の前をごまかして、豪華な行列に見せて参勤交代の列を通すのかというその作戦。今回も、ご家老の驚くべき奇想天外な発想で無事通過。このシーンに、笑いの種がたくさん詰まっておりました。

悪人側の悪人ぶりも強烈で、だからこそ余計に湯長屋藩の良い人、よい殿さま、一致団結の家族や村の衆の温かさというか、面白さも際立つのでしょうね。

ちなみに・・・立ち回りのシーン。凄いです。
posted by みほこ at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月15日

秋色アジサイのアンティークブーケ

どこにアジサイが?と思われるような完成品ですが、ちゃんと一本、しっかり広がりのあるものが入っております。
今回、アジサイさんは、クッションとして使われております。

F7842227-BE36-47E0-885E-9B7BA32D6A2B.jpg

最後にアマランサス(ケイトウ)を入れる作業が一番大変でした。先生からは、花束のマフラーにする感じで入れてみてください、との案内がありましたが、それが結構難しく、もさもさ加減も手伝って、こんな風にしかまとめられませんでした。


本日のお花
アジサイ ベロナ
ジニア クイーンレッドライム
ケイトウ アマランサス
セダム ピンク
バラ

葉っぱ
ディアボロ
ジャスミン


posted by みほこ at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 幸せな時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月03日

【夏休みの余韻に浸る iii 】リガのレストラン 3 Pavaru Restorans

少し遠出をしていて、行った先で上手く食事をとる機会が得られず、挙句の果てに、中心地に戻るバスが来るまで1時間弱待ったという時間の流れと空腹との闘いとの中で、やっと乗れたバスの中で、絶対にここに行こう!と心に決めて、頑張ってたどり着いた「三人のシェフ」という名のレストラン。雑誌figaroのバルト三国特集で紹介されたレストランだけあって、まず、おしゃれ。そして、美味。

レストランのHPは、こちら。

リガの旧市街、スウェーデン門、火薬塔、城壁の「お隣」的な場所でお店を構えており、目の前の道は、往来がけっこうありましたが、お店は、落ち着いてなおかつ明るい雰囲気。ちょうど、ディナーの仕込み時間にあたったのか、私の食事を給仕しつつ、これから入られるグループのお客様用の準備を進めていました。

お店の奥には、家族の記念日などでお祝いのお食事に来たであろうグループ。もう一つのテーブルは、仕事上のお付き合いのお食事風の4名組。

料理をお願いして、お店の様子を観察しながらぼんやりしていたら、「まず、こちらを楽しんで」と、このレストランの定番、テーブルに敷いた紙をパレットにして、美しい、食欲をそそる色のソースをまるで絵の具を広げるように並べてくれました。

3 Pavaru-1.JPG
山吹色のソースは、シーバックソーン、日本語だとスナジグミのもの。苦手加も…と思ってくださったのか、量少な目でした。

この日は、前日の失敗を教訓に、サラダとメインという組み合わせ。
美味しかったサラダはこちら。

3 Pavaru-2.JPG
ニンニクが塊でこんなに入っていたので、どうしようと思いましたが、誰かに会うわけでもないし…ということで、しっかりいただきました。

リガのお料理には、ニンニクがふんだんに使われていますね。それが、食材のおいしさを引き立てているのかな。

メインには、サーモンをグリルしたものをいただいて、欲張ってデザートまで。
ホットアップルを選んだら、こんなに大きかったので、少々びっくり。

3 Pavaru-3.JPG3 Pavaru-3.JPG

頑張って完食しましたが、あまりにも満腹になったので、この日は、夕食抜きとなりました。


posted by みほこ at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 夏休み2016 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月31日

夏から秋へ お花の時間

今日もお花の時間で脱力。
メインの花材はヒマワリ(ルビーエクリプス)
初めましては、葉っぱが扇型という理由で名前にヒオウギの実?お花ではなくて、種が詰まっている実。完全な種になるまでにはもうしばらく時間がかかるそう。色が緑なのだけれど、お花としての扱いです。ブーケになったものではよくわからないので、自己紹介的に単体で。

D61A43E0-8B9F-4F34-B840-F634E93BBB4B.jpg

本日の花材

ヒマワリ (ルビーエクリプス)
カーネーション (ミシェルグリーン)
セダム
ヒオウギ

葉っぱたち
ドラセナ
パニカム
ゼラニウム

ヒマワリさんがあっちへ向いたりこっちへ向いたり、なかなかに気ままなのでまとめるのに意外と苦心いたしました。

完成品。

71DF771D-1D82-470E-9EF4-B8F4EF25879F.jpg

posted by みほこ at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 幸せな時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする